漢服とは何か?漢服の基本を紹介します
漢服とは?
漢服とは中国の民族衣装です。
みなさんはチャイナドレスはご存知かと思いますが、チャイナドレスは満洲族が起源です。
一方で漢服は漢民族が起源です。
間違いやすいですが、漢服は漢朝時代の服装ではありません。
漢族の服装なので漢服と呼びます。
なお、中国語では漢服を汉服(ハンフー)と書きます。
民族的意味合いを無くすため中国の服装を総括して華服と呼ぶ方もいるようです。
漢服の種類
漢服は日本の着物と同様、時代ごとにその形態が変化しています。
日本の着物に沢山種類があるように、漢服にも種類が沢山あり、数百種類の漢服があると言われています。
漢服を大きく分けると4種類に分類することができます。
ざっくりですが時代別に漢服を分けてみました。
晋朝
出典:タオバオ
唐朝
出典:タオバオ
宋朝
出典:タオバオ
明朝
出典:タオバオ
胸元の作りを見ると違いがわかるかと思います。
明朝が一番現代風にアレンジしやすく現代の洋服とミックスで着ることも可能です
漢服と着物の違い
漢服と着物の違いを説明します(着物については無知なのでご了承をお願いします)。
着物
・着付けは慣れるまで難しい
・着用するのは一般的に特別な日のイメージ
漢服
・着付けは慣れたら5分弱→初心者でも着付けは一人でできる
・「〇〇の時に着るイメージ」は特になくお散歩、お買い物などいつでも着られる
そのため、気候が良い時期はお友達とお買い物という日常的な場合でも漢服を着ている人がいます
中国で漢服をオシャレ、娯楽として着るようになったのは2000年代前半からです。
そして最近は漢服ブームです。普段着として漢服を着る人がどんどん増えてきて、観光地では漢服を着て写真を撮る人も増えてきています。
こちらの写真は私自身、中国の観光スポットで撮影したものです。
観光スポットで漢服を着ていても周りから浮くことなく漢服を楽しめます。
最近中国ではロリィタと融合した漢服を着ていてる方もいます。
カラフルな漢服と可愛いロリィタファッションの融合はとっても可愛いです。
漢服を着る際に必要なもの
漢服を着る時に一緒に身につけるといいものはヘアアクセサリー、うちわ、靴です。
出典:タオバオ
特に外に出かける際に足元がスニーカーや普段着用の靴だと足元だけ浮いてしまいますので、外に出るようであれば漢服用の靴があるといいですね。
また、漢服用の靴にはスニーカーと融合した歩きやすい靴もありますので気になる方はチェックしてみてください。
購入場所
最後に漢服が購入できる場所をご紹介します。
大型ショッピングモールではなく観光スポットのほうが漢服専門店が多くあります。
どんな観光スポットかというと庭園のように昔ながらの風景を楽しむ観光地に漢服の店が多くあります。
逆に上海のおしゃれな観光スポットではなかなか漢服専門店を見つけることが難しいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
漢服は調べれば調べるほど歴史もあり奥が深いです。
中国4000年の歴史の中で生まれたものでもあり、民族の話も含まれてくるので一言で説明が難しいのが漢服です。
これを機に興味を持った方はYouTube、インスタ、Twitterでも漢服と検索すれば漢服を楽しむことができますので是非一度検索してみてください。
この記事を書いた人